イベントレポート

2024
3.16
POTLUCK YAESU

2024
3.16

全国各地のふるさと納税を通した取り組みを表彰する「ふるさとチョイスAWARD」。地域に起きた変化やまちづくりの軌跡、取り組む人たちの真摯な想いと決意を発信する場にもなっています。今年度は4つの審査部門に全国から91件の取り組みがエントリー。東京・八重洲の「POTLUCK YAESU」を会場に、最終ノミネートされた12組がプレゼンテーションに臨みました。

13:00 開会 主催者挨拶 開会
13:05 チョイスルーキー部門 発表 発表前半
13:55 チョイス事業者部門 発表 発表前半
14:45 審査員4名によるトークセッション トークセッション
15:30 チョイス自治体職員部門 発表 後半発表
16:20 未来につながるまちづくり部門 発表 後半発表
17:15 結果発表 表彰 表彰式
17:35 代表挨拶 株式会社トラストバンク 川村憲一
17:40 閉会

会場
ポットラックヤエス

東京都中央区八重洲2丁目2-1
東京ミッドタウン八重洲5F

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開会 目次
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開会
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開会 13:00 -

10年目を迎えた今回のアワードは、会場で寄付者の方にも参加いただき、YouTubeでもライブ配信するハイブリッド形式での開催となりました。和やかな空気とともに、プレゼンテーションを前にした独特の緊張感が会場を包む中、まずふるさとチョイスAWARD実行委員長の荒井聡が開会の挨拶。続いて、ゲスト審査員の株式会社Ridilover 代表取締役 安部敏樹氏、株式会社YeeY 共同創業者・代表取締役 島田由香氏、面白法人カヤック 執行役員 中島みき氏、そして株式会社トラストバンク 代表取締役 川村憲一が紹介されました。「チョイスルーキー部門」「チョイス事業者部門」「チョイス自治体職員部門」「未来につながるまちづくり部門」の4部門で、ノミネートされた方々によるプレゼンテーションがいよいよ始まります。

発表前半
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発表前半 13:05 -

プレゼンテーションの前半では、ふるさと納税担当に就任して2年目までの職員の方が対象の「チョイスルーキー部門」、地域の活性化や魅力づくりに取り組む事業者を表彰する「チョイス事業者部門」の発表が行われました。それぞれ3組の登壇者が、ときに会場を巻き込みながら、自身の挑戦のストーリーをプレゼンテーション。地域を良くしたいという想いとともに、課題と向き合う中での葛藤や気づきも語られました。審査員からの質疑応答では、取り組みへの決意や背景となる考えがより深く掘り下げられる場面もありました。

チョイスルーキー部門

島根県海士町

「よそもの、わかもの、ばかもの」の私が島の挑戦者に魅せられて

自治体職員 岩見 しおり

秋田県小坂町

町の宝ものを守るため、やれることは徹底的にやる!

自治体職員 木村 卓泰

茨城県笠間市

笠間版ファンベース戦略~想いをカタチに自分と未来は変えられる

自治体職員 村上 俊和

チョイス事業者部門

埼玉県毛呂山町

ふるさと納税を通して、西川材と暮らしを未来に

有限会社斎藤材木店 齊藤 敏彦

新潟県燕市・新潟県三条市

「燕三条NFT 匠の守護者」~ものづくりの「その先」へ~

株式会社燕三条 結城 靖博

愛媛県愛南町

地元高校生と事業者の思いが生んだ『愛南ゴールド真鯛』

有限会社ハマスイ 濵田 嘉之

愛媛県立南宇和高等学校 浅野 希央

トークセッション
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トークセッション 14:45 -

プログラムの中盤では、アワードの審査員が登壇して「地方創生のこれからと、ふるさと納税の可能性」をテーマにトークセッションが行われました。プレゼンテーションの緊張感とは打って変わってリラックスムードの中、ふるさと納税を活用した自治体・事業者の取り組みや意義を、有識者の視点で議論。「体験」「つながり」「人材育成」「エコシステム」といったキーワードを交えながら、地域が抱える課題と、それを乗り越え持続可能な動きに変えていくヒントを語り合いました。

安部 敏樹
安部 敏樹

株式会社Ridilover
代表取締役 他

島田 由香
島田 由香

株式会社YeeY
共同創業者
代表取締役 他

中島 みき
中島 みき

面白法人カヤック
執行役員
ちいき資本主義事業部長

川村 憲一
川村 憲一

株式会社トラストバンク
代表取締役

発表後半
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発表後半 15:30 -

アワードの後半は、地域のために奮闘する職員の取り組みを表彰する「チョイス自治体職員部門」と、ふるさと納税を活用したまちづくりを進めている自治体を対象とした「未来につながるまちづくり部門」で、登壇者は各部門3組ずつ。それぞれが直面していた課題と、その解決のアクションで何を大切にしたのか、結果としてどんな変化が地域にもたらされたのかについて、熱い発表が続きました。新たな価値創造につながったアイデアと、成し遂げた成果への自負がみなぎるプレゼンテーションでした。

チョイス自治体職員部門

北海道当麻町

返礼品の地元販売会「やくばいち」の開催

自治体職員 塚田 優

自治体職員 新村 莉捺

京都府宇治田原町

未来挑戦隊PROJECTは未来を担う子ども達へのラブレター

自治体職員 勝谷 聡一

福島県桑折町

桃の実り 町の実り 届けたいこの想い

自治体職員 鴨田 智早

未来につながるまちづくり部門

北海道赤井川村

むらバス運行が地域にもたらしたもの

自治体職員 末次 司

宮崎県高鍋町

宮崎県一面積の小さなまちから始める義務“餃”育への挑戦

自治体職員 永利 暢宏

高知県日高村

ふるさと納税×関係人口の創出=地域のファンづくり

自治体職員 安岡 周総

表彰式
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表彰式 17:15 -

すべてのプレゼンテーションが終了し、いよいよ表彰式。審査員による厳正な審査の結果、12件の素晴らしい取り組みの中から、各部門、4組の大賞受賞者が発表されました。それぞれトロフィーと賞状が授与され、受賞者の挨拶では関係者と、そして寄付者の方々への感謝の言葉が述べられました。「ふるさとチョイスAWARD 2023」は、地域の未来のために取り組んできたストーリーと、力強い想いが交錯する、そんなアワードとなりました。

チョイスルーキー部門 大賞

秋田県小坂町

町の宝ものを守るため、
やれることは徹底的にやる!

自治体職員
木村 卓泰

ふるさと納税担当1年目として自分ができることは何かを考え抜き「想いを知る」「協力を得る」「発信をする」ことをしながら町の宝ものを守るために奔走した木村さん。”つながり”を活かし、積極的にSNSの活用やリアルな場でのPR活動も行い、町と施設の認知度アップにも貢献しました。

町の宝である鉄道の可能性に目を向け、「町の宝ものを守るため、やれることは徹底的にやる!」という意気込みのもと、ふるさと納税を活用しながらしっかりとその魅力を発信するという想いと活動が評価され大賞を受賞されました。

チョイス事業者部門 大賞

愛媛県愛南町

地元高校生と事業者の思いが生んだ
『愛南ゴールド真鯛』

有限会社ハマスイ
濵田 嘉之

愛媛県立南宇和高等学校
浅野 希央

愛媛県立南宇和高等学校の浅野さんたち地元高校生からの提案を、地元事業者で魚市場の仲買や水産加工場を40年経営されている有限会社ハマスイの濵田さんが実現する形で、2年以上の開発期間を経て、愛南町の未来を考える地元住民の思いが結実し、そこにしか存在しない特産品「愛南ゴールド真鯛」生まれました。

ふるさと納税を活用しながらPR活動などを行い、地元の危機を乗り越えるために魅力発信を続け、愛南町の活性化に繋げながら「持続可能なまちづくり」を目指している活動が評価され大賞を受賞されました。

チョイス自治体職員部門 大賞

京都府宇治田原町

未来挑戦隊PROJECTは
未来を担う子ども達へのラブレター

自治体職員
勝谷 聡一

ふるさと納税の担当になり、地域を元気にするためには町への愛着、誇り、まちづくりに関わろうとする意識「シビックプライド」が大切だと感じていた勝谷さん。寄付の使い道を「未来を担う子ども達のため」に限定し、子ども達の夢を応援する取り組みを通して、共感した住民、返礼品事業者、教員らの連携・参画の輪がどんどん広がり好循環を生んでいます。

ふるさと納税は、まちを想う人が未来を変えられる制度と捉え、全力で大人たちから子ども達へラブレターを送り続けて地域の未来に繋げている活動が評価され大賞を受賞されました。

未来につながるまちづくり部門 大賞

北海道赤井川村

むらバス運行が
地域にもたらしたもの

自治体職員
末次 司

地域の運行バスが79年の歴史にピリオドを打ち、なくなりました。復活に向けて、利用されるバス運行で暮らしやすさを向上させることを目的とし、ブレない想いを持って準備を進めた末次さん。ふるさと納税を活用し寄付や応援を得つつ、村内企業のコラボレーションによる毎日の運行体制も確保しました。

地域の声を聞きながら、様々な利便性の向上を図り、地域の学生や住民が村バスを応援したり新たに利用するなどの変化も生まれ、持続可能な村バスの実現に向けた取り組みが評価され大賞を受賞されました。

実行委員会より
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実行委員会より

開催 10回目を迎えた「ふるさとチョイスAWARD」。
ご協力いただいた全ての皆さまのおかげで、今年も盛況のうちに閉幕することができました。本当にありがとうございました。

今年度も、地域にある様々な課題や、地域の未来のために奮闘している活動内容について発表して頂き、実際に地域で頑張る「人」の生の声として、ふるさと納税の取組みを知ることができました。

地域の魅力を保持するために、やれることは徹底的にやる!と全力で取り組んでいる様子。
地域事業者の技術力と地元に貢献したいと願う高校生が協力し、町の活性化に繋げている活動。
まちの未来を切り拓くために、子ども達の夢を地域住民と連携しながら応援しているプロジェクト。
村のバスが廃止される事をきっかけに、地域住民の意見を聞きながら暮らしやすさを向上させることを目標に復活させた挑戦。
などなど。

今回、ご応募いただいた91のエントリー全てに地域への強い思いを感じることができ、ご登壇いただいた12の取り組みについては発表に向けた準備、そして当日舞台に立つ緊張感の中で溢れる熱量を間近で感じることができました。

あなたのふるさと納税の寄付金が、どのように活用されているのか?

皆さまは自分たちの寄付で実際に地域で起きている変化を見て、どんな感想をお持ちになったでしょうか?

今年エントリーいただいた91の取り組み全てに想いがあり、さらに全国にはまだまだスポットライトが当たっていない素晴らしい活動やヒト、コト、想いがたくさんあります。

ふるさと納税で皆さまからいただいた寄付や応援は、地域の未来のために真摯に取り組んでる人たちの確かな原動力になっています。

今回の発表を通じて、地域で頑張る人の取り組み、想いのある活動を、改めてしっかりと寄付者の皆さま、全国で頑張る自治体職員、事業者、生産者の皆さま、そして全国に向けて届けていきたいと気持ちを新たに強く思いました。

これからもふるさと納税を通じた地域の変化を発信し続けていきたいと思います。一緒に、地域取り組みを知り、地域の未来について考えていきましょう。

あなたの意思をふるさとに

ふるさとチョイスAWARD実行委員会一同

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