チョイス事業者部門
岩手県一関市
「主役は生産者」商店街に活気を取り戻す新鮮館おおまちの取組み
一関まちづくり株式会社
梁川 真一
かつて賑わいを誇った一関市大町商店街は、郊外型の大型店舗やチェーン店の進出により来街者が減少し、閉店する店舗が増えました。「街なか産直新鮮館おおまち」は地域の農畜産物を販売し、商店街に活気を取り戻す拠点として運営されています。しかし、地域内消費だけでは限界があり、外への発信が必要でした。
そこで、ふるさと納税を活用し、一関市の特産品を全国に届ける取り組みを開始。地元の美味しい食材を通じて一関を知ってもらい、訪れるきっかけを作っています。この活動は生産者の意欲向上にもつながり、「やればできる!」という前向きな気持ちを生み出しました。
また、令和4年から一関市が行っている全国のこども食堂支援「SDGs×ふるさと納税」で、規格外ながらも美味しい野菜を届ける事業所を担当している。不揃いでも栄養価の高い野菜を活用し、食品ロス削減と子どもたちの食支援をしています。規格外ながらも美味しい野菜を届ける、当時全国初の取り組みを実現しました。不揃いでも栄養価の高い野菜を活用し、食品ロス削減と子どもたちの食支援をしています。
「主役は生産者」。新鮮館おおまちは、約300名の生産者と100社の納入業者と共に、ただモノを売るだけでなく、顔の見える関係を大切にし、地域の可能性を広げる挑戦を続けています。