未来につながるまちづくり部門
茨城県龍ケ崎市
高校生の「やりたい」の実現を!GoodCycleな高校応援!
自治体職員
小室 敦
龍ケ崎市における地方創生による関係人口を増やす取組は、単に関係人口を増やすだけでなく、自身のまちへの「愛着」を醸成するのはもちろん、地域の人たちと関わりを持てる場や自身を受け入れてくれる人たちへの感謝を育んでいくことを第一に取り組んでいます。
この考えを広げていくにあたり、市内に4つある高校の生徒が地域に飛び出し、まちづくり活動をする探究授業をより充実させていくことが重要と考えました。高校生が自ら考え・調べ・行動するプロセスは、龍ケ崎のことを知り、関わりを深めていくために最もあるべき姿だと思います。ただし、市と高校の連携は、組織が異なる等の理由でこれまで希薄であったがため互いの課題共有がなされていないことが現状としてあります。
そのほか、探究授業は授業の一環という性格上、高校生たちが「やりたい!」と思っても予算のかかるものになってしまうと具体化できないケースが多くあることも課題の一つと言えます。そのような状況を打破するためにも高校生たちの「やりたい!」と思う気持ちを大切にし、その一歩を後押しするためにも市がふるさと納税の仕組みを活用して寄附を募り、その財源とする仕組みを構築しました。