「連携の力」で災害に強い地域をつくる

2023年7月、大雨により佐賀県で土砂災害が発生し、家屋や農地に土砂が流れ込むなど甚大な被害が出ました。

佐賀県内では2019年と2021年にも大雨による浸水被害が発生するなど、災害が頻発しています。そのため災害時以外でも普段から私たち公益社団法人CivicForceでは複数の災害支援団体や自治体、企業などと連携して協力し合える体制づくりに力を入れています。また地域の防災力を高めるためのワークショップや講座の実施、支援物資や資機材の備蓄管理を行うなどの活動を続けています。災害時、迅速に動くためには、あらゆる組織が連携して“備える”ことが非常に重要です。

外からは見えにくい地道な活動ですが、「連携体制を創る」取り組みはふるさと納税の寄附を活用して行っています。今年は地元の大学と提携し、大学内に支援物資の保管倉庫も整備しました。7月の大雨被害の際は、ガバメントクラウドファンディングも活用し社会福祉協議会や地域のNPOに電動運搬車や高圧洗浄機などの資機材、必要な消耗品を支援し家屋の復旧に役立てられました。またふるさと納税による寄附とあたたかいメッセージに「誰かが気にかけてくれるのが嬉しい」と被災地の人々は大きな勇気と元気をもらっています。

全国から寄せられる応援は被災地の復興に繋がります。多くの人と人をつなぎ、より多くの人の力を集めて災害に負けない地域・仕組みづくりを目指していきます。