2022 エントリー

チョイス自治体職員部門

茨城県全体の活性化へ!「共通返礼品」の拡充を目指して

茨城県境町

茨城県全体の活性化へ!「共通返礼品」の拡充を目指して

ふるさと納税には「共通返礼品」という制度があります。これは都道府県が県の特産品を指定することで都道府県内全ての市町村でその産品を取り扱えるようになるものです。
多くの産品が指定されることで取り扱いが増え、ふるさと納税全体の活性化につながるとともに、地場産品の少ない市町村の助けにもなります。茨城県には多くの農産物や畜産物、海産物がありますが、共通返礼品として指定されているものは常陸牛の1つのみであり、かねてより境町では拡充を提案していました。
共通返礼品の指定と一口に言っても、実際設定するには多くの調整を要します。令和3年度より県でも共通返礼品の本格的な拡大に乗り出したものの、全ての関係市町村から合意を得ることに尽力しており具体的な共通返礼品の指定までは至っていない状況でありました。
そのような中、私は今年から茨城県へ出向となり、ふるさと納税の共通返礼品に関する事務に携わることとなりました。これまで3年間境町でふるさと納税事務に従事した経験を活かし、仕事に取り組みました。各市町村によってふるさと納税への取り組み方は異なり、44通りのスタンスがあります。指定に難色を示されることもありましたが、市町村の立場がわかる者としてその自治体の意向を親身になって聞き、共通返礼品について丁寧に説明することで同意をいただくことができ、最終的に31品目を新たな共通返礼品として指定することができました。
品目を増やした共通返礼品ですが、実際の取り扱いはまだ多いとは言えません。取り扱いをしやすいように市町村の声を聞きながら運用基準や品目をより良いものにし、茨城県内のふるさと納税活性化に努めていきます。

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