2022 エントリー

チョイス自治体職員部門

無名であることを逆手にとって、多くの人に韮崎を覚えてもらう

山梨県韮崎市

無名であることを逆手にとって、多くの人に韮崎を覚えてもらう

こんにちは。韮崎市です。韮崎市って何処にあるかご存知ですか?

山梨県の中西部。名の知られていないまちです。
山梨は果物が有名ですが、他市の1事業者1日の出荷量と、韮崎市1年の出荷量が同じという極少の生産量です。「こちらが特産品です!」と大手を振って提供できる商品が少ないまちです。

私は今年でふるさと納税担当6年目を迎えます。
最初から一貫して取り組んできたことは「無名であることを逆手にとって、韮崎を覚えてもらう知恵を出す!」でした。

初年度は、新規事業者さん獲得のため、とにかく電話で猛アタック。定期的に事業者さんを訪問し、距離を縮めていきました。いつか「ふるさと納税出してよかったよ!」と言ってもらえるように、信頼を勝ち取ることに必死でした。

2年目以降は、商品の魅力を伝えるための試行錯誤を進め、コロナ禍。
商品の見直しを行い、お家で楽しめる商品や人気商品の大容量化や定期便の追加、難しいワイン選びを“ソムリエセレクト”として商品化、新規就農者の販路先拡大として応援掲載を行いました。

ふるさと納税コロナ支援事業が始まると、すぐに該当事業者を登録しました。
のちに事業者から、あの時はイベントが全て中止になり収入が見込めない中、ふるさと納税からの寄付が何よりの救いになったとの言葉をいただきました。

5年間担当として事業者さんと常に向き合い、問題を共に考える協力体制を育み、寄附額は毎年1億円ずつ階段を上ってきました。
「“にらさき“を覚えてもらうため、無名であることを逆手にとって知恵を出す!」への道はまだまだ途中です。
今後も韮崎市の魅力発信と繁栄のために尽力してまいります。

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