2022 エントリー

チョイス事業者部門

地域への強い想いでつないでいく柑橘の物語

高知県安芸市

地域への強い想いでつないでいく柑橘の物語

高知県安芸市にある千光士農園は、特産物である土佐文旦やゆず、ポンカンの他、多品種の柑橘類を栽培している農家です。過疎化対策、耕作放棄地の再生、特産柑橘の産地維持、農福連携、安定雇用の創出、次世代への継承と、農家を取り巻く課題は山積みですが、その解決のため農業にできることを探求しながら、お客さまの満足につながるよう日々取り組んでいます。ふるさと納税への参画もそのひとつ。安芸のゆず農家が開発に携わったミツカンの「まっことゆず」等のお礼の品を通じて、地域の農家、農業に関わる人たちのためになればと考えています。

その想いが強くなったのは、2018年7月の西日本豪雨から。安芸地域の農地にも大きな被害をもたらし、近くには農家を続けられないと悩む人もいました。率先して手伝いに行くなかで、自分の農業だけ考えていても地域のためにはならないと感じ、「地域で支えないといけない」という想いに至りました。

そこで生まれたのが「室戸ポンカンジュース」。同じ高知県東部地域の室戸市では昨年、コロナの影響で出荷できず廃棄寸前のポンカンがたくさんありました。キズが多くても美味しいポンカンを廃棄させたくない。少しでも農家さん全員の所得の向上につなげたい。お世話になっている室戸市の農家さんたちにもお返しがしたい、そんな想いからそのポンカンを当園で買い取り、果汁100%ジュースに仕上げました。安芸市だけでなく、室戸市のふるさと納税にも採用いただく等、たくさんの方に共感いただき、感謝しています。これからも、ふるさと納税の力をお借りし、地域の農業に少しでも役立てるよう取り組んで参りますので、応援よろしくお願いします。

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