2022 エントリー

チョイス自治体職員部門

ふるさと納税の地域経済循環を目指して

北海道鶴居村

ふるさと納税の地域経済循環を目指して

鶴居村では、近年、人口の推移はほぼ横ばいとなっているものの、少子高齢化は進み、地域経済の衰退、雇用機会の減少、将来の鶴居村を担う若者の減少など、将来のまちづくりに多くの課題を有しており、鶴居村の次世代に夢と希望が届くむらづくりの実現に向けた取組みがとても大切であると考えました。
そこで、より地域に密着したふるさと納税制度の運用業務など、地域経済の循環、地域を活性化させるサービスの充実、地元雇用の創出等を目的に、令和4年4月に株式会社むらづくり鶴居(以下「むらづくり会社」という。)を設立しました。
これまでの村(行政)でのふるさと納税の運用は、担当する職員数が限られていることなどから、村外事業者へ運用を委託しておりましたが、村内事業者は比較的小規模な事業者が多く、事業者の人員も限られ、また、新型コロナウイルス感染症の影響により、新規返礼品の打ち合わせ、在庫数の打ち合わせなどの環境を設けることができなかったことから、村としてふるさと納税を積極的に行うことが難しい状況にありました。
そうした課題の解決、そしてふるさと納税制度の運用を通じて地域での経済を循環すること、また、むらづくり会社の他の業務等を通じ、地域の活性化を図っていきたいと考えています。
変えてはいけないことを守りつつ、変わらなければならないことに向き合い、行政の公共性と民間が持つ推進力が両輪となって、様々な課題を解決していく取り組みを行いたいと思います。

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