2022 エントリー

チョイス事業者部門

全国でも類を見ない中学校での商品開発を地元企業が全面バックアップ(@まちの唯一の中学校・維孝館中学校)

京都府宇治田原町

全国でも類を見ない中学校での商品開発を地元企業が全面バックアップ(@まちの唯一の中学校・維孝館中学校)

推薦者:宇治田原町

宇治田原町は人口9千人のまち。緑茶発祥の地であり、高品質な宇治茶の名産地です。そんな小さなまち唯一の「維孝館中学校」で、全国的にも類を見ない中学校での商品開発授業が行われました。
その授業に、返礼品提供事業者である「宇治田原製茶場」が参画。中学生への授業はもちろん、アイデア出しのサポートから実際の商品化まで行いました。

きっかけは町からの無茶なお願い。「中学生に本物の商品開発を体験させたい。まちの企業との交流でふるさとを感じ、誇りを持ってほしい。頼めるのは製茶場さんしかいない」と。
製茶場の担当者・田中さんは「本社を置くこのまちの中学生のためならば」と上司を説得。さらにその上司は取締役会を説得しました。

授業は「新しいお茶の楽しみ方ができる新商品」をテーマに、2年生の2クラス66人が挑戦。製茶場の精鋭が各クラスの班に入って、ターゲット、リサーチ、マーケティング、商品コンセプトなど、中学生のアイデアを引き出しながら商品企画をサポート。生徒たちから12ものアイデアが出されました。実際に「茶ッピー茶歌舞伎ガチャBOX」と「5種のカラフルハートティバッグ」が商品化されました。一般販売もされ、返礼品にも登録しています。

お披露目会では代表生徒が「私たちのアイデアが、より良い形となり、新鮮な喜びがあります」と笑顔をこぼしました。製茶場のメンバーは、裏側では商品化に大変なご苦労があったそうですが、「中学生と直接話したり、斬新な商品化アイデアをもらったりと、参画できてよかったです」と感想をいただけました。
ふるさと納税があったからこそ生まれた、地域とともにある企業と中学校でのお話です。

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