2022 エントリー

チョイス自治体職員部門

地域・人と本質的に向き合いシビックプライド醸成 -まちづくり(持続可能性)力アップへ―

京都府宇治田原町

地域・人と本質的に向き合いシビックプライド醸成 -まちづくり(持続可能性)力アップへ―

着任時から、ふるさと納税を通して、住民にこそまちにある魅力や人を知ってもらい、誇りに思ってほしいと考えていました。
人口減少が進む中でも、シビックプライドを醸成できれば、多様な主体が多様な関わり方でまちづくりの担い手となり、ポテンシャルを高められると考えていたからです。

ある工場に返礼品提供のお願いに訪ねた際「いずれあなたのお子さんに、お父さんが作った製品がいかに素晴らしいかを話したい」と訴えました。
使い道にもこの思いを込めています。子ども達がまちのおかげで成長した自分があると思ってもらえるような取組を実施することで、シビックプライドの醸成を図ろうと、子ども達の夢を応援する事業を発案。それらを「未来挑戦隊チャレンジャー育成プロジェクト」と銘打ち令和3年度にスタート。20の新規事業が動き出しています。

この一環で保育所にサーキット運動を導入。わずか5か月で逆上がりを年長児全員がマスターするなど見える変化が起こり、地元では大きなニュースに。中学校では、全国的にも珍しい本格的な商品開発授業を事業者の協力を得て実施。茶歌舞伎(茶の銘柄を当てる伝統的遊び)とガチャの要素を合わせた商品等が生まれました。

結果は下級生へと生かされます。授業に登壇したふるさと納税担当者が直接中学生に対し、見える化してきたまちの魅力・資源のこと、本気になって中学生など子ども達のための事業を考えていることを伝えました。
ふるさと納税は、地域を本質的に見つめ直すきっかけを与えてくれる制度です。今の、そして、未来の、まちが元気であるために、これからも地域と人と全力で向き合っていきます。

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