2022 エントリー

チョイス事業者部門

SDGsで身体と環境に優しい野菜を作り出す

静岡県伊豆市

SDGsで身体と環境に優しい野菜を作り出す

伊豆市の山奥で野菜を栽培している「ふじいずナチュラルファーム」のこだわりは、無農薬・無肥料であること。無農薬・無肥料で野菜を育てていくことは最近よく聞くフレーズですが、実はものすごく大事なことなんです。

微生物なしでは野菜は育ちません。有機物は微生物によって分解され、初めて野菜が吸収できる形になります。農薬や肥料を畑に入れると、残念ながら生態系がくずれ微生物が激減します。そうなると、農薬や肥料を入れ続けなければ野菜は育ちません。
ふじいずナチュラルファームでは、畑に発酵おが屑や、キノコの廃菌床を入れます。発酵おが屑の原料は、酵素風呂で使用された檜のおが屑です。これはおが屑と米ぬかと酵素発酵液で発酵させたもの。酵素風呂で使用されたあとは廃棄物になってしまうため、ふじいずファームの畑で循環させています。菌床の原料は、おが屑・ふすま・米ぬかで無農薬・無化学肥料の国産のものです。畑に存在している微生物は、この発酵おが屑と廃菌床をごはんにし、野菜たちが成長するよい土壌にしてくれます。

安心安全な野菜。それは食べる人だけにとってではなく、作る人にとっても大切なことです。
健やかな環境で、健やかな気分で手入れされると、健やかに育つ。それは人も野菜も同じです。
私たちは、そんな農業を目指します。

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