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「Farm-to-table」ふるさとの村を楽しみ続けてもらうために

奈良県曽爾村

「Farm-to-table」ふるさとの村を楽しみ続けてもらうために

曽爾村は自然豊かで観光客の誘致に力を入れています。曽爾村にUターンしてオーベルジュを起業された芝田秀人さん。生産者(農場)から消費者(食卓)へ安全で新鮮な食材を提供する「Farm-to-table」の考え方を地域外に発信できるふるさと納税のシステムを用いて、曽爾村の自然、景色や食材を楽しんで伝えていくことに取り組まれています。
曽爾村には近畿圏では有名な曽爾高原があります。しかし、日帰り観光がメインとなり朝晩の豊かな表情を見せる自然を味わえる機会が多くはありません。曽爾村で宿泊業をすることで、曽爾村の自然を直接体感していただけるとともに、曽爾村の食べ物も味わっていただきたいという思いを強く持たれていました。はじめはふるさと納税のシステムを知らなかった芝田さんも、曽爾村を知っていただいた上で、体感していただき、食べていただけるという考えに共感をくださり、そのスキルを曽爾村のために役に立てたいということで、返礼品として登録をしてくださいました。
生産者の野菜は従来市場流通や自家消費など、顔の見えないお客様にしか販売をしていませんでした。芝田さんはお客様から野菜が美味しかったよ、と言われたときは生産者の方にもしっかりと伝えます。小さなことかもしれませんが生産者と都会の人が地元の野菜を通じて繋がれる機会になっています。直接料理を提供している芝田さんだけでなく地域の人にも喜んでいただけるシステムであるとおっしゃられていました。これがまさに「Farm-to-table」であり、この考え方を地域外の方にしっかりと伝えて継続できるように今後もふるさと納税に取り組まれていきます。

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