AWARD 2021

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チョイス自治体職員部門

【自治体内推薦】養蜂から始まった清瀬の魅力づくり

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東京都清瀬市

【自治体内推薦】養蜂から始まった清瀬の魅力づくり

海老澤 雄一

本市は都心から電車で約30分の距離に位置します。都内では農ある風景や川沿いの自然を有するものの、緑地の宅地化に加えて全国同様、高齢化が進む一般的な郊外都市です。清瀬の更なるPR・自主財源の確保に努めるべく、新たな特産品の創出に向けて様々なアイデアに挑戦し続ける1人の職員を紹介させて下さい。
その職員は清瀬市総務部建築管財課管財係に属する海老澤主査。海老澤さんは市役所屋上で養蜂を行う「東京清瀬市みつばちプロジェクト」を担当し、採取したはちみつの販売、地元事業者とはもちろん、大手百貨店監修商品のとのコラボレーションなど、ふるさと納税返礼品の拡充に貢献、寄附金額の増加に繋げたほか、市のPRに尽力し、様々なメディアにも取り上げられました(時には蜂に刺されました)。
一方で歳入の確保だけでなく、「エコプロモーション」という考えを立案。市内の街路樹の剪定で出た間伐材を使用したウッドチップや年輪プレート・ペン立ての作成、緑のカーテンとして栽培しているゴーヤや市内の銀杏の商品化など、今まで市の予算で処分していたものをゼロにする等、歳出の削減への取り組みも行っています。
現在では、市内で未耕作の農作物を市が実験的に栽培して農家の方に紹介し、新たな特産品を作ろうと始めた「New Product Project」において、シークワーサーやホップの栽培に成功し、その可能性を広げ続けています。
海老澤さんの活動はふるさと納税額の増加だけでなく、市のPR、限りある財源の無駄を減らして自主財源をどう増やすかに着眼しています。将来の人口減少から歳入の減少が予測される当市のような自治体にとっては、自主財源の確保・歳出の削減は喫緊の課題です。清瀬市では、ふるさと納税を契機に、海老澤さんと共に将来に向けての清瀬の魅力づくり・財源確保に努められればと思います。

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審査員のコメント

加藤 年紀

株式会社ホルグ
代表取締役

加藤 年紀

役所の周りにある資源をエコの視点を持って有効活用するアイデアと、多数の外部団体との連携を進めた実行力が素晴らしいと思いました。

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