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地域に恩返し!コロナ禍でも前を向く、五代目アトツギの挑戦!

大分県臼杵市

地域に恩返し!コロナ禍でも前を向く、五代目アトツギの挑戦!

江戸時代の保存食が起源と言われる、大分県臼杵市の伝統銘菓「臼杵煎餅」。後藤製菓は大正八年に創業以来、不易流行の商品開発や、職人が一枚ずつ生姜蜜を手塗する伝統製法を受け継ぐことで、地域の食文化を守り、職人の育成と雇用拡大に努めてきました。コロナ禍で売上は最大で70%減少し、現在も厳しい状況が続いていますが、決して悲観せず、絶えず挑戦を続けてきました。直近1年以内には、約10品の新商品や企画を立て続けにローンチし、毎月メディアへ露出することで新規顧客獲得や販路拡大にも繋がりました。
中でも好評だった、臼杵煎餅の伝統製法が楽しめる「体験キット」の商品化については、これまでふるさと納税のイベントで行ってきたワークショップで得られた様々な視点や経験、全国のお客様とのコミュニケーションがヒントとなり実現したもの。コロナの影響でオンライン開催となった自治体のふるさと納税イベントではこの体験キットを使い、初のオンラインワークショップにも挑戦しました。更に、中小企業庁初開催のアトツギ甲子園では五代目が15人/101人のファイナリストに選ばれ、農水省主催のコンテストではSDGsへの取り組みで生まれた有機生姜パウダーが10品/1019品の受賞産品に星野リゾートから選定されました。改めて自社のあるべき姿を問い直し、理念やビジョンを新たに102年目の今年、五代目へ事業承継を実施しました。伝統を守り、地域とともに発展するため、更なる挑戦を続けていきます。

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