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チョイス事業者部門

町を元気に!アクティブシニアが輝く桃の実から始まった町おこし

千葉県御宿町

町を元気に!アクティブシニアが輝く桃の実から始まった町おこし

部員35名のうち、60歳以上が21人を占める御宿町商工会女性部の「夏の海水浴シーズンだけではなく、閑散期にも観光客に来てもらい、もっと町を元気にしたい!昔のような賑わいを取り戻したい」という熱い想いから始まった「おんじゅくまちかどつるし雛めぐり」。
きっかけはH18年の視察研修先で稲取の「雛のつるし飾りまつり」を見学し、製作体験をしたこと。針仕事に縁のなかった部員もいる中で、自分達にも出来るかもしれないと仕事や家事の合間に作り始めた小さな桃の実を中心とした約3千点のつるし雛を作り、翌年の2月には第1回目のイベントを開催しました。
美しい海の青にちなんで青いちりめんで作った「御宿ブルー」のつるし飾りや特産品のアワビとサザエを用いたオリジナルの飾り雛を作るなど御宿らしさを表現しながら、毎年テーマを変え、回を重ねる毎に来場者数を増やました。H30年からは町役場や観光協会などが加わり、町内が一体となって取り組む一大イベントとへと成長し、期間中は多くの観光客の姿が見られるようになり、飲食・宿泊業に大きな経済効果を生み、町に賑わいを生んでいます。
また、つるし雛は小中学校や高齢者介護予防教室、地域交流サロンにて製作体験を楽しめる機会を増やし、町の新しい文化として根付き始めています。
小さな桃の実から始まった町おこしは、商工会女性部の熱い想いが実を結ぶとともに、新しく健康体操の創作に取組むなど、子どもからお年寄りまで楽しく元気に暮らせる町として、これからも歩みを止めずに続いていきます。

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