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未来につながるまちづくり部門

企業の技術を全国発信!上山堀切川モデルが生み出す好循環

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山形県上山市

企業の技術を全国発信!上山堀切川モデルが生み出す好循環

川島 啓太

上山市では、寄付の使い道の一つとして、産業振興分野を設定しています。この分野を選んだ方の寄付は、農業や観光、商工業関係など、幅広い分野の事業に活用されています。その一つに、Dr.ホッキ―こと東北大学大学院工学研究科の堀切川一男教授が市内企業へ技術開発や販路開拓への助言を行う、上山市産業振興アドバイザー事業があります。
上山市内には、世界ラベルコンテスト最優秀賞や、山形エクセレントデザイン賞などの各種表彰を受けている企業など、全国や世界に誇る技術を有する企業が多数あります。そういった市内企業の高い技術力を発信するため、自社製品開発及び販路拡大の取組への支援、教授がもつ学術的知見を活かした技術的課題へのアドバイスなどを企業に対して行っています。平成29年度から令和2年度までに堀切川教授が117回の市内企業訪問を実施した中で、10社16製品の自社製品開発が実現していて、その中には、ふるさと納税の返礼品として登録されたものもあります。寄付者の支援が事業発展に繋がり、事業から誕生した製品がふるさと納税に還元されるという好循環が、堀切川教授がキーパーソンとなって生まれています。
新たな企業が返礼品の出品を検討しているほか、菓子業界や飲食業界にもこの流れは広まりつつあります。ふるさと納税に留まらず、これまで企業が行ってきたBtoBスタイルから、自社が持続可能な企業となるためにBtoC事業に取り組むきっかけを生み出しています。産業振興をお選びいただいた皆様の支援を後押しに、上山堀切川モデルは着実にまちの魅力発信とブランド力向上に繋がっています。

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審査員のコメント

加藤 年紀

株式会社ホルグ
代表取締役

加藤 年紀

まちの資源を活かす投資によって、実際に16もの製品開発が生まれ、その商品をふるさと納税の返礼品に登録するという循環は素晴らしい仕組みだと思います。

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