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チョイス事業者部門

流氷・監獄だけじゃない、世界に誇る食の宝庫「網走」を発信する

北海道網走市

流氷・監獄だけじゃない、世界に誇る食の宝庫「網走」を発信する

事業者 牛渡さんは地元を離れ建築関係の職に就いていましたが、2014年水産加工場を営む父から会社を辞めると電話で告げられ、その翌日、牛渡さんは会社を辞め家業を継ぐことを決意しました。時を同じくし、網走市がふるさと納税の返礼品提供を開始する話しを聞きます。付加価値をつけた新たな水産加工品作りを開始。試行錯誤の結果完成した返礼品が毛がにの甲羅盛「ケダマ」でした。その後、「ケダマ」「kedama」として商標登録。モンドセレクションに自筆の英文でエントリーし3年連続で優秀品質最高金賞を受賞。行動は自社の事業にとどまらず、新型コロナの影響で冷え込む飲食業界を盛り上げようと自らが音頭をとり、市内の飲食店に声掛けし賛同いただいた事業者のメニューを集め返礼品としました。この取組は2シーズン実施されました。
網走は観光地で流氷や網走監獄が有名ですが、外国人観光客が実際に網走で何を思うのだろう?と疑問に思い、思い切って通訳を雇ってリサーチを行いました。「何もない」「もう二度と来ない」などその結果は散々なもので愕然としたそうです。
上手く伝えられていないだけじゃないのか?どうしたら網走の魅力を伝えられるだろうか?監獄や流氷以外にもたくさんの魅力がある!そう、まずは世界に誇る食の宝庫であることを発信しなければならない!
牛渡さんの活躍は地元水産加工業界でも一目置かれるようになりました。テレビやラジオにも出演するまでとなりました。
飲食店にも積極的に足を運び、新たな食文化の発信へとチャレンジを始め、賛同する飲食店数十店がイバラガニの殻を炙って作った「から酒」の提供を行うようになりました。

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